初めてのメジロ |
蜜が一杯の椿
苗を植えてから26年を迎える椿の木は結構な高さに育っている。
この椿にメジロが来てくれたらどんなに良いだろうと考えていた。
今までに庭にきた鳥で、思い出深いというと、
20数年前、初めて見たアカゲラは見て可愛く、木を突つく音も珍しく楽しかった。
ウグイスは庭に来る年も来ない年もあったが、鳴き声の良さは天下一品。
ただ残念な事に、虫を求めて地上近くまで降りてきて、待ち構えている猫に捕らわれる事も多かった。
(ウグイスを捕るのが得意だったのは、うちの猫ちゃんです。ごめんなさい)
この頃嬉しかったのはHP開設の日にやってきて写真に収まってくれたシジュウカラ
毎年春から秋にかけて可愛い声で存在を知らせてくれるカワラヒワなどである。
2007年5月9日 メジロ
二階の4畳半、日当たり良好の猫部屋で岩木山を写し、
庭に遊びに来る野鳥を眺め、雀のお宿を懸命に見ていたら夫がカメラを持ち出した。
通称デジスコというものらしい。
前々からそれを持って遠出し、鳥さんを追いかけたかったのだそうだ。
ウグイスの声に誘われてカメラを持ち出したのだが、意外にも目の前の椿にメジロが来ていた。
私の場合は狂喜乱舞! 早く撮りたくて、シャッターを押したくて、ジタバタ。
夫がファインダーを覗くもメジロは中々確認できず。
それなりにいつも雀やカワラヒワを追いかけている私の方がメジロを見つけやすい。
目に入った瞬間シャッターを切る
初めてのメジロはピントはあっているが後ろ姿であった
二枚目はピンボケ
メジロの姿を追いかけながらここぞとばかりにシャッターを切る
ピントを合わせるのを忘れてピンボケのメジロ。だが、嬉しい記念の一枚。
何年ぶりかでレリーズを使ってシャッターを切る。
自分で写したと言うよりは、機材も設定も夫によるもので私は写させて貰ったと言う感じ。
知らない間にニコンED82というものを買っていたのだ。
笑って許してあげる代りに、当分は猫部屋預りという事にしよう。フッフッフ−。
蜜を吸う可愛い姿のメジロは
焦ってシャッターを切り、ピンボケ写真のオンパレードとなった。
カメラを据えつけて二日目。
昨日と同じように椿にメジロは来ていたが、思うように撮れない。
カメラを覗く夫の後ろで小型双眼鏡を持ち出し、メジロを追いかける。
「椿の真中、少し右、今度は左、アッ上へ行った、枯れ枝の中に入った。もう一羽来た!」
そうこうするうち目が、胸が、頭が何か変である。
思い出せば車酔いと同じ症状ではないか。
夫に訴えたら、双眼鏡がきちんと目にあっていなくて、
その状態で右左と細かく動いたので車酔いと同じ状態になったのだろうと言われた。
これまでも桟橋で波を見ていて酔ったり、地震で揺れて酔ったり、
車酔いの他にも色々酔った状態にはなっているが、双眼鏡酔いというのは初めての経験。
二階から早々に引き上げ、しばらくしても治まらずソ○マックの世話になる。
何と言うか情けない状態は2時間ぐらい続いた。
悲しいかな乱視に老眼が重なって、しかも左右で度が違う。
双眼鏡を自分の目にあわせないと痛い目にあうという事を知った一日でもあった。
椿の蜜を吸うメジロは可愛い。
いつか必ず、きれいな写真を撮ってみたいと思っている。
メジロの写真、ピンボケでごめんちゃい♪
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